アゼライン酸の開発について

アゼライン酸は別名アゼライク酸とも呼ばれており、このアゼライン酸・アゼライク酸はニキビを防ぐ効果があり、海外においてニキビ治療薬として使われている物質です。いまのところ日本においては医薬品としては認められていません。ただ欧米、アジアをはじめ多くの国でニキビを治療するための医薬品として承認され使用されています。

アゼライン酸が開発されたのは、もともとは美白効果を得るための塗り薬として研究されてきました。ところがそのさい偶然にもニキビに対する効果があることがわかりました。

ニキビは皮脂を分泌する毛穴が詰まることによって始まります。そしてここにアクネ桿菌が繁殖して症状が悪化していきます。そのままにしておくと詰まった皮脂が酸化されることで過酸化脂質が作られ、炎症がひどくなることもあります。炎症が大きくなりすぎると皮膚の深い部分にもダメージを与えてしまうため、ニキビそのものが治っても痕が残ってしまうこともあります。アゼライン酸はこのようなニキビを防ぐ効果があるのです。

まず古い角質が毛穴をつまらせるのを防止する効果があります。そして皮脂の過剰な分泌を抑えるとともに、ニキビの原因菌を殺菌する作用もあります。酸化抑制作用があり、皮脂の酸化を抑えて重症化を防ぎます。

このような作用があることがわかったため多くの国でニキビ用医薬品として承認されるようになりました。他のニキビ用の医薬品に比べ皮膚への刺激が少ないのも特徴です。また皮膚が敏感な人や妊婦に対しても使われています。

アゼライン酸はもともと小麦やライ麦などの穀類や酵母に含まれている成分です。人工的に合成された薬品ではありません。天然由来なので安全性も高いです。もっとも天然由来の成分であっても皮膚に塗った際にかゆみなどがでる場合があります。この問題は使用量や使用回数を調整することで使用を続けることが可能にすることができます。